Art Review:チームラボ ボタニカルガーデン大阪 体験
Art Review
夜の森で、光と呼吸
2024年12月20日、長居公園の「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」を訪れた。
昼間は植物園として親しまれているこの場所が、夜になると変身を遂げる。暗闇に包まれた園内に一歩足を踏み入れると、光のオブジェたちがまるで生きているかのように明滅し、音とともに周囲の気配に反応していた。
巨大な卵型のオブジェ、木々に投影される幻想的な映像、そっと触れると色が変わる光の球体。自然の中にデジタルが溶け込むような感覚に、視覚だけでなく身体全体が引き込まれる。
とくに印象的だったのは、触れた光が波のように遠くまで伝播していくインスタレーション。自分の存在が森の一部になったような、静かで確かなつながりを感じた。
冷たい空気、踏みしめる落ち葉の音、そして遠くで聞こえる誰かの驚きの声。
それらすべてが、この光の体験をより立体的なものにしてくれる。

